居酒屋とは・・・

居酒屋とは、日本酒を中心としたアルコール飲料と和食を中心とした料理を提供する、大衆向けの飲食店のことです。

同義語、類語としては、大衆酒場、一杯飲み屋、赤ちょうちん、縄のれん等があります。

日本酒を中心としていることで、洋酒を中心としているバーやパブ、スナック、ビアレストラン等と区別されます。


また、和食を中心としていることで、洋食店、イタリア料理店、中華料理店とは区別されます。


さらに、大衆向けとして、高級料理店、料亭とは区別されます。


おでん屋、焼き鳥、串焼き屋、お好み焼き等は、中心となる料理を特定した居酒屋と言えます。

すし屋は、居酒屋ではありませんが、大衆向けの回転ずしが、すし以外のメニューも多くそろえている店は居酒屋と言えます。

そば屋、ラーメン屋等は、アルコール飲料を提供していても、料理の特殊性から居酒屋とは言えません。

もんじゃ焼き屋、焼肉屋、とんかつ屋、すき焼き屋、しゃぶしゃぶ屋等は、料理の特殊性、または高級感から居酒屋と言えるかどうかは微妙です。このように居酒屋の明確な定義、他の飲食店との境界がはっきりとしているわけではありません。



居酒屋の歴史

日本人の飲酒の歴史は、太古にさかのぼり、「魏志倭人伝」「古事記」等に飲酒の様子が記されています。

しかし、そこで飲酒が許されたのは貴族等身分の高い者だけ。

庶民が飲酒の習慣を持つようになったのは、比較的新しく、江戸時代になってからなのです。


この江戸時代に居酒屋は生まれました。


居酒屋と称するように、江戸時代の初期に酒屋が酒を売る以外に、店先で客に飲ませ、簡単なおつまみも出すようになったのが始まりと言われています。

その後、さまざまな料理を扱う店が、酒も出すようになり、居酒屋の形態が定着しました。

この様子は、時代劇のシーン、古典落語等でもうかがえます。


明治以降は、日本の飲酒、食文化は大きく変遷します。


明治時代以降、洋酒が飲まれるようになり、食肉の習慣も定着しました。

また野菜等の食材も種類が豊富になりました。

これにより、居酒屋は、酒と料理の種類を数多く扱うようになり、大型化し、チェーン店へと発展します。

また、大型化せず、個人で経営する店として、種類は少なくても差別化し、おでん屋、やきとり屋といった特定の料理を中心とした店を出すようになり、また、創作料理等、独自の店の色を出そうとしている店もあります。

その結果、さまざまな居酒屋が生まれ、現在に至っています。